ラストシーン

13 5月

コロナとの闘いが始まってから、まもなく一年半が経とうとしています。始まりの昨年春頃、私は「半年もすれば終息するだろう」と軽く見ていました。その後も「もう第三波は来ないだろう」「日本の医療体制が崩壊するなどありえない」「ワクチンは年明けには配布が始まるだろう」などと予想をしては、ことごとく外れました。コロナとの闘いがこんなにも長期化するとは、変異型ウィルスが猛威を振る事態が訪れるとは予想することができませんでした。

繰り返される緊急事態宣言と外出自粛、減らない重症者数。あまりにも長く辛い闘いに、観光業はもとより、飲食業やアパレルなど多くの事業者が疲弊し、働く人々の生活を追い詰めています。すべての国民が不安と不自由な生活を続けています。

いま唯一の期待はワクチン接種です。東京都におけるコロナ関連死亡者の平均年齢は79.3歳とのこと。もし政府が目標とする7月末までに高齢者へのワクチン接種が終了すると、8月からは死亡者・重症者はさほど増えないことになります。だとすれば、8月からは医療体制が正常に戻り、経済も日常を取り戻すことを始められるかもしれない。あと3か月余の我慢です。

とにかく今は少しでも早くワクチン接種を進めてほしい。しかしワクチン接種についても、期待を裏切る事態がこれから起きないか心配です。4月末に2800万回分のワクチンが日本に届いていながら、接種されたのはわずか400万回分。せっかく入手したのに人手や行政の手配上のボトルネックによって大半が使われないまま残っているのです。

ワクチンは人類とコロナとの闘いにおける救世主、ヒーローと言っていいでしょう。映画やドラマの中では、ピンチになってもヒーローはすぐには現れない。視聴者を焦らして、焦らして、最後にようやく登場します。今回は焦らしたりは一切要らないので、スパッとコロナを倒して闘いを終わらせてほしい。

また映画では、ヒーローがようやく敵を倒して、これでハッピーエンドと思った次の瞬間、死んだはずの敵が復活してヒーローに襲いかかるというラストシーンをよく目にします。こういうのも今回は絶対見たくはありません。

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