気候変動

15 8月

今年の夏は、日本列島全体がまるでサウナのようです。連日更新される最高気温のニュースに、「これ以上は勘弁してほしい…」と感じている方も多いのではないでしょうか。観光・宿泊業にとって夏はまさに書き入れ時。従業員の皆様は、倒れそうな暑さの中でもお客様を迎える日々が続いていることと存じます。加えて一部地域では甚大な豪雨災害も発生しており、心よりお見舞い申し上げます。

この異常な暑さの背景には、地球温暖化があります。ところが最近、温暖化やSDGsに関する報道や話題は以前より減ってきているように感じられます。国連の報告でも多くの目標が達成遅れとなっており、こうした厳しい現実はメディアで積極的に取り上げにくくなっている側面もあるようです。しかし温暖化は、観光業界の枠を超えて人類の未来を左右する課題であり、意識が薄れ行動が止まってしまうことこそが最大のリスクではないでしょうか。

この繁忙期を乗り切ったら、一度立ち止まり、環境への取り組みをあらためて見直してみてはいかがでしょうか。宿泊事業者が実行できる対策は多岐にわたります。たとえば施設運営では高断熱カーテンの導入や空調の温度設定の最適化、節水型シャワーヘッドの採用、エネルギー面では高効率給湯システムへの更新や廃熱利用、エネルギー管理システムの導入、食事提供では地産地消メニューの拡充や食品ロス削減の仕組みづくり、季節ごとの地元食材の活用などが挙げられます。いずれも政府や自治体の補助金を活用できる場合があります。

私たち一人ひとりの力は小さくても、地球規模で協力すれば確実に流れは変わります。自然環境を守ることは、観光業の持続可能性そのもの。この猛暑を乗り越えた先に、未来のための涼しい風を起こすのは、ほかでもない私たちの行動です。

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