キャッシュレス社会

12 7月

私は小銭が嫌いです。精算のときに財布をのぞき込んで小銭を探し、枚数を数えて支払うのが面倒。財布が小銭でいっぱいになるのも嫌です。だからできるだけ現金以外の決済方法を使うようにしています。
メインの決済方法はやはりクレジットカードです。以前は少額の買い物は現金で払っていましたが、いまは少額でも遠慮せずにカードを出しています。電子マネーを使うケースもかなり多くなりました。近所のイオンやマックスバリューだけでなく、最近は飲食店などでも使えるお店が増えました。そしてもうひとつがスマートフォン決済です。コンビニでは必ずスマホで支払います。同時にポイントも貯められて便利です。専用の端末にスマホをかざすだけなので、現金を受け渡す場合にくらべてスピーディです。通勤ではオートチャージ機能付きのICカードを利用しています。
朝起きて会社に行って、仕事帰りにちょっとした買い物をしてから帰宅する。その間一度も現金を使わない、そんな日が多くなってきました。「買い物しようと街まで出かけたが、財布を忘れて愉快なサザエさん」― 財布を忘れても困らない時代がやってきました。
宿泊施設においては、メリットとデメリットの両面があります。精算はスピーディになるし、釣銭間違いがなくなるので、レジ締めも早くなります。人手不足の解消にも一役買うでしょう。一方で、クレジットカードなら2.5%程度、スマホ決済なら3.5%程度の手数料がかかります。
日本国で貨幣が使われるようになってから千年以上が経ちますが、あと十年くらいで現金を目にすることがほとんどなくなるかもしれません。ITやAI技術に後押しされて、完全なキャッシュレス社会に変わるまでのスピードは意外に速いのではないでしょうか。