お盆の海水浴場に行って来た。実は僕は岩場好みなので、砂浜の海水浴場に行ったのは、相当久しぶりのことだった。
そこで、すぐに異変に気がついた。若者がいないのである。いるのは幼児を連れたファミリー客ばかり。一体どうしたのだ?
僕が若い頃の海水浴場には若者があふれていた。からだにサンオイルを塗った女子がズラリと砂浜に寝転び、ヤンキーやチンピラ風の若者はあちこちでナンパを試み、ラジカセが当時はやりの歌謡曲などをがなり立てていた。
後で知ったのだが、実はいま、海水浴離れというのがあるらしい。クルマ離れ、若者の酒離れなどは良く聞く話だが、海水浴離れとは・・・。女子からは「日焼けが嫌い」「海や砂が汚い」などの声が聞かれるらしい。
一方、スキー離れはどうだろう。クルマ離れが起きれば、当然スキーにも影響するだろうし、そもそも、今の若者は不景気の影響や携帯など通信支出増でレジャーにお金を回せないといった根本的な問題もある。でも、そんなことではなく、もっと若者の価値観の変化とか、本質的なところに光を当ててみたいと思う。