いまから20年ほど前、僕は突然に閉所恐怖症を発症した。
以来ずっと、この厄介な病?に悩まされ続けている。
きっかけは、某ショッピングセンター内のアミューズメントパーク。
何気なく、箱形マシーンに乗った時だ。
中に20席くらいの座席と前方に大型スクリーン。
スキーのダウンヒルの映像が流れ、箱がゆっさゆっさと激しく揺れる。
その時、平日の早い時間帯だったせいか、「乗客」は僕ひとり。
揺れのせいで乗り物酔いのような感覚になった。
時、「もしもこのマシーンが故障して、このまま止まらなくなったら・・・」
という想像をしてしまった。
その瞬間、巨大な恐怖の波が僕の脳裏を襲ってきた。
その後はというと、
・旅行先で小型セスナに乗り込むも、離陸直前に逃走。
・遊園地の観覧車はパス。
・スキー場ゴンドラは辛うじてセーフ。しかし息苦しさに難渋。
・病院の聴力検査用の箱型装置に入れと言われ、きっぱり拒否。
・TDLの箱形マシーン、乗車直前で係員に「ちょっと具合が・・・」
閉所と言っても、自動車などは平気だし、押し入れの中もオッケー。
その時の気分によっても、割と大丈夫な時もあれば、いや~な気持ちに
襲われるときもある。 自分でもよくわからないのだ。
今月末に仕事で女満別に行く予定があるのだが、残念ながらHACの
ちっちゃな飛行機は絶対に無理。
したがって、片道5時間もかけてJRかクルマで行くしかないのだ。
自分が情けない。悲しい。