閉所恐怖症

3 9月

いまから20年ほど前、僕は突然に閉所恐怖症を発症した。

以来ずっと、この厄介な病?に悩まされ続けている。

きっかけは、某ショッピングセンター内のアミューズメントパーク。

何気なく、箱形マシーンに乗った時だ。

中に20席くらいの座席と前方に大型スクリーン。

スキーのダウンヒルの映像が流れ、箱がゆっさゆっさと激しく揺れる。

その時、平日の早い時間帯だったせいか、「乗客」は僕ひとり。

揺れのせいで乗り物酔いのような感覚になった。

時、「もしもこのマシーンが故障して、このまま止まらなくなったら・・・」

という想像をしてしまった。

その瞬間、巨大な恐怖の波が僕の脳裏を襲ってきた。

 

その後はというと、

・旅行先で小型セスナに乗り込むも、離陸直前に逃走。

・遊園地の観覧車はパス。

・スキー場ゴンドラは辛うじてセーフ。しかし息苦しさに難渋。

・病院の聴力検査用の箱型装置に入れと言われ、きっぱり拒否。

・TDLの箱形マシーン、乗車直前で係員に「ちょっと具合が・・・」

 

閉所と言っても、自動車などは平気だし、押し入れの中もオッケー。

その時の気分によっても、割と大丈夫な時もあれば、いや~な気持ちに

襲われるときもある。 自分でもよくわからないのだ。

 

今月末に仕事で女満別に行く予定があるのだが、残念ながらHACの

ちっちゃな飛行機は絶対に無理。

したがって、片道5時間もかけてJRかクルマで行くしかないのだ。

自分が情けない。悲しい。