クラウド社会で働き方はどこまで変わるか

24 9月

 当社のメイン業務はホテル旅館向けのインターネット集客支援である。実際のシゴトの9割超はPC操作を前提にしている。ところで、今や扱うウェブプログラムほとんどASPだし、データも基本的にクラウド上にある。つまり、当社の場合も、PCとインターネット環境さえ確保されていれば、世界中のどこででも、会社にいるのと全く同じ仕事をすることができるのだ。

 そのうち、社員の新規採用面接もクラウドで行い、クラウド上で一緒に仕事をして、その社員が職するまで、一度もリアルで会わなかった、なんて時代が来るかもしれない。言語さえクリアできれば、日本以外に在住する人を雇うケースも出てくるだろう。

 出社もしないのなら、会社に帰属する意義も薄れ、働き方、雇用のあり方ももっと自由になってくるかもしれない。つまり、1人が複数の会社の社員として、仕事をマルチにこなすフリーエージェントの時代だ。