新型コロナとの闘い⑥(環境変化対応力)

7 8月

50年に一度あるかないかというレベルであるはずの『大雨特別警報』が、九州ではこの7年間に4回も出ています。地球温暖化により、日本の気候が変わってしまったでしょう。危険地帯になってしまった地域の住人は、住む場所を変えることを余儀なくされるかもしれません。

新型コロナも収束の気配はありません。第二波、第三波、第四波と繰り返し、仮にワクチンが完成し行き渡っても、covid-19に続いてcovid-21、covid-23のように次々と新種のウィルスが出現しかねません。人類の生活様式の変化が招いたウィルス感染拡大は、終わりのない闘いになるでしょう。

訪日外国人は当面あてにできません。国内の観光需要も最低2年は落ち込んだままでしょう。そして戻っても以前の七割程度。こんな厳しい環境変化の中で、多くの宿泊施設が生き残りを模索しています。ダーウィンが進化論の中で語った「適者生存」。環境変化に適応して、自らを変えていくことができる種だけが生き残ることができる。宿泊事業者にとって、まさに今が変わるべき時なのだと思います。

宿泊業は装置産業ゆえに、ハードは容易に変えられません。しかしソフトはいくらでも変えられます。打ち手は無限にあるはずです。ひとつのヒントとして、業務改善の一手法「やめる」があります。あるビジネスホテルは客室にベッドを置くのをやめました。すると長期滞在のビジネス客が増え、ガラガラだった週末に幼児連れのファミリーが来るようになりました。あるリゾートホテルは夕食を提供するのをやめました。すると周辺に魅力的な飲食店が増え、宿泊客の満足度があがり、宿の利益率も向上しました。

ビジネスの現場では、通勤するのをやめたり(テレワーク)、人が集まるのをやめたり(ビデオ会議やウェブセミナー)、はんこを使うのをやめたり(電子認証)と、ITを活用した事例ばかり目立ちますが、アナログな場面でも様々な成功事例が生まれています。まだ気づいていない生き残り策はあるはずです。

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