自国開催

6 1月

2020年が幕を開けました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年は何といってもオリンピックイヤーですね。日本での開催は1998年の長野五輪以来、実に22年振りとなります。

オリンピックの自国開催の意義としては、国民がスポーツイベントの頂点である大会を間近で観戦する機会に恵まれること、巨大な経済効果がもたらされるなどもありますが、観光業に携わる私共にとっては、日本の魅力を世界にアピールする絶好の機会と捉えられるでしょう。

その意味で、昨年はラグビーワールドカップの日本開催を通して、大きな成果を収めたと思います。ラグビーの話題だけでなく、日本の文化や日本人の価値観などを、広く海外の方に知っていただくとても良い機会になったと思います。注目度が桁違いのオリンピックにおいては、更に大きな成果を期待せずにはいられません。

観戦に訪れる外国人の多くは、競技だけではなく観光も楽しみにして来日します。この機会に、日本ファンになってもらうことが、その後の観光活性化にとって重要なのは言うまでもないでしょう。日本の魅力としては、固有の文化や自然に加えて、私たちひとりひとりのホスピタリティも重要だと考えます。オリンピックの招致合戦のとき、滝川クリステルさんのスピーチをはじめとして、日本の「おもてなし」を前面にプレゼンテーションしました。日本を訪れる外国人の方が、日本の魅力のひとつとして高いホスピタリティに期待しているのだとしたら、絶対にその期待を裏切りたくありません。

しかし、身の回りを見渡してみても、日本人のホスピタリティが発揮されている実感がいまひとつです。数多くの外国人観光客が街や観光地にあふれかえっていますが、日本人と触れ合う機会は限定的です。サービス業に従事する方だけでなく、一般住人である私たちも、外国の方々と気軽に交流できる機会があれば良いと思います。いえ、そんな機会がなくても、その気さえあれば、日常にもコミュニケーションをはかるチャンスはありますね。

心から温かい気持ちで「ようこそ日本へ。はるばる来てくれてありがとう。」と感謝の気持ちを笑顔で伝えたいものです。

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