9月6日午前3時7分、北海道胆振東部地震が発生。最大震度7の強い揺れに多くの北海道民が恐怖を覚えました。そして北海道全土が同時にブラックアウト(停電)し、公共交通機関は全てストップ、道路の信号も消えるという未曽有の事態となりました。
それでも地震発生直後から、仕事を持つ多くの方々が、それぞれの職場に向かいました。病院には非番の医師や看護師が続々と集まり、入院患者の緊急対応にあたりました。道庁や市町村役場の職員も、情報収集や避難所開設などのために徒歩や自転車で庁舎にかけつけました。信号が消えた交差点には警察官が配置し、交代要員もなく食事も飲み物もとらず何時間も立ち続けました。温泉地の旅館では、真っ暗な調理場で準備を行い、宿泊客に朝食を提供しました。街中のゲストハウスでは、行き先がなく路頭に迷う旅行客のためにロビーを開放し、無料で食事を振る舞いました。北海道の各地で、自らも被災者でありながら、余震の恐怖に耐えながら、誰かのために、必死で職務にあたる人たちがいました。
プライムネット株式会社においては、入居するオフィスビルに地震による被害はなかったものの、停電のために電話・インターネットが不通となりました。そのため地震発生当日は業務を遂行することができず、翌朝にようやく電源が復旧し、業務を再開いたしました。
弊社の業務はパソコンやインターネットの使用を前提としておりますが、今回のように広範囲且つ長時間にわたる停電を、事前にリスクとして想定できておりませんでした。その結果、御取引先の皆さまにはご迷惑やご心配をおかけすることとなり、誠に申し訳なく、改めてお詫びを申し上げます。今回の反省を機に、今後は地震や台風などの自然災害はもとより、テロや大規模事故など様々なリスクに対応したBCP(事業継続計画)を整備し、万が一の際にもしっかりと業務を遂行できる体制作りに取り組んでまいる所存です。