ロンドン五輪の水泳陣に学んだこと

28 8月

ロンドン五輪が終わった。個人的には、今回は水泳陣の活躍が光ったと感じた。

水泳はリレーを除いては、個人競技である。しかし、今回の五輪において、日本の競泳陣は「チーム力」を高めることに大会前から重点的に取り組んで、そして最高の結果を生むことに成功した。

大会前の合宿初日には、「チームのために自分が何ができるか」などをコーチがひとりひとりに考えさせた。また、自分の五輪での目標をカミングアウトさせ、チームメンバーの目標を共有させることも行った。

男子200mリレーで銀メダルを獲ったあとのインタビューで、背泳の入江陵介】「(日本の)競泳は27人で1つのチーム。」と語った姿が象徴的だった。

水泳以外にも、女子サッカーや女子バレーなどのチームワークにも注目が注がれた。欧米のスポーツ選手には利己的な姿勢が目立つ一方で、チームビルディングはもしかすると日本のお家芸かもしれない。次回は、ぜひ柔道などもチーム作りで挽回を目指してはどうだろうか。