キリスト教が浸透するアメリカや欧米の多くの国々では、「Merry Christmas and a happy new year」というように、クリスマスと新年はワンセットのようである。クリスマスからノンストップで新年に向かってお祭り騒ぎが続いていく。
翻って日本ではどうだろう。日本人の大多数が仏教に近いと思うが、クリスマスを祝い、お寺の除夜の鐘を聞き、年が明ければ神社にお参りしてパンパンと手を叩く。わずか1週間くらいの短期スパンで、キリスト教と仏教と神道をハシゴするのだから、これは節操がないと言って良いのではないか。
そういう自分は、どちらの神様にもあまり興味がない。父母はクリスチャンだが、自分が日曜日に教会に行くことは今後もまずないと思っている。以前、義父が頼んでもいないのに、「神棚くらい飾れ」とばかりに神棚をホームセンターで買ってきた。仕方なく部屋の片隅に飾ってはあるが・・・。
そんな自分だが、クリスマスにはチキンとシャンパンで楽しんで、除夜の鐘を聞いてちょっとしんみりとなって、年明けには近所の神社で賽銭を投げてくる。まあ、いっか。普通で。
今年の日本は本当に大変な一年だった。そんななか、自分や家族が無事で、いつもと同じように平和のうちに年を越せる。感謝。