インプット

5 11月

研修講師の仕事をときどき依頼される。その関係で、必要に迫られビジネス書を読む機会が増えた。だがそれ以上に、ビジネス成功のためのノウハウを、いろんなところから吸収したいという欲求が増して、自発的に本を読む習慣がについた。営者となった今、優れた経営者の成功体験が凝縮したビジネス書は、本当に貴重な存在だ。

日々の仕事は、ある意味アウトプットの連続作業だ。毎日がそんな繰り返しばかりだと、自分が成長する機会を失っている感覚がわかり、どこか空虚な気持ちとともに、ある種、焦りも感じる。

『レバレッジ・リーディング』の著者、本田直之氏が確かこんな意味のことを言っている。「ビジネスマンが本を読まないのは、スポーツ選手が練習をしないで、毎回いきなり試合に臨むようなもの。」「ビジネスで成功した経営者が10年とか20年かけてやっと見つけた成功のためのノウハウを、一冊1500円くらいで、苦労もせずに簡単に手に入れられる。こんなに割のいい自己投資はほかにない。」

僕の場合、本を読む時間は早朝に確保するようにしているが、問題は週2~3回のランニングとぶつかったり、たまに寝坊をしたりで、せいぜい週に1冊くらいしか読めていないことだ。本田氏のように、1日1冊とはいかないまでも、最低でも週2冊はコンスタントに読むようにしたいと思う。