成功と失敗の分かれ道

17 6月

ネット予約で成功しているホテルと、さっぱり売れないホテルの差はどこにあるのか。じゃらんネットの冨塚カンパニー長が楽天トラベルの岡武社長との対談の中で、「ネット担当者がやるべきことをやっているか、いないかの差だ」と言った。目からウロコだった。この言葉、単純にしてものすごく深いのだ。

私もホテル支配人として現場を見てきた人間なので、この言葉の意味の深さがわかるのである。ネット担当者といっても、そればかりやっているわけではなく、非常に多くの仕事を抱えている。これが、忙しい時期になってくると、ホテルの各部署からはつっつかれ、エージェントからも督促され、上司からも早く資料を作れなどと追い打ちをかけられる。結果としてネット予約の仕事が後回しになる、というケースが非常に多いのだ。しかし、一番売れるべき時期に、ネット予約管理に手を加えないために売上を逃す、こんな残念な状態に、支配人や経営者が気づいていないケースがこれまた多い。その原因は、彼らがネットの仕事が何なのか理解できていない、あるいは理解しようという意欲がない、のどちらかである。なおかつ、自分が理解できなくても、理解できる部下か社外パートナーを活用することを考えない、ということである。

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