数字で話す

15 6月

勝ち組企業は数字に強い。ひとつは「数字へのこだわり」が強いということ。もうひとつは、「何でも数字に置き換える」ということだ。

例えば暑さや寒さは、人の主観によるもの。動き回っていたら他人より暑いと感じるだろうし、往来暑がりもいれば寒がりな人もいる。だから、シゴトの場面では「室温が何度ある」というように、数字で話しをすることが大切だ。

同じように、客の評価についても、「満足していただいた」とか「ものすごく満足されていた」では、どの程度なのかわからない。1年前に比べて評価は上がったのか、下がったのか。あるいは他社と比べてどうなのか、など具体的な比較するには、数値化されている必要がある。

勝ち組企業には、毎日の業務の中で使う数字の種類がとても多い。売上に関する数値、売上原価や人件費についての数字、顧客満足度に関する数値。極端な言い方をすれば、言葉を交わさなくても、数字を交わすだけで、指示伝達などのコミュニケーションが成立してしまう。

例えば、インターネット宿泊予約サイトのクチコミ評価の点数などは、ホテルの朝礼や各部署のブリーフィングなどで毎日のように取り上げられ、その点数が0.1点上がったとか下がったとかで大騒ぎになる。

つまり、「目標を数値化することで明確にし、行動を具体的にしていく」という営みが全ての場面で普通に行われている。それが勝ち組企業だと思う。

 

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