皆さんはもう多言語音声翻訳アプリ<ボイストラ>を試してみただろうか?国の施策で情報通信研究機構が主体となって開発されたアプリだが、先日試してみて、その完成度の高さに驚いた。2010年の東京オリンピックには間に合わせてくるだろうと思っていたら、意外にも早く出来上がった。スマホにダウンロードして、実際に日本語⇔英語の翻訳をやってみたが、翻訳結果が実に自然なのだ。調べてみたら、やっぱりディープラーニング(AI)が使われていた。
小さな宿泊施設では、英語や中国語を話せるスタッフがいないために、訪日外国人の受入れに消極的なところが少なくない。頑張って受入れしている施設においては、フロントなどで会話に非常に苦労をしている。そんななか、このアプリは強力な支援になる。しかもアプリは無料なのだ。
苦労して外国語が堪能なスタッフを採用しなくても済むし、スタッフに長時間の語学研修など受けさせる必要もない。(最低限のコミュニケーションスキルはもちろん必要)
AIやIOTは宿泊施設の仕事をこの先、どこまで変えていくのだろう。10年後くらいには、きっと想像できないような風景が目の前に広がっているような気がする。