新型コロナウィルスとの闘い

2 3月

新型コロナウィルスの感染拡大により、日本経済が大きな打撃を受けています。観光業界においても影響は甚大です。宿泊予約のキャンセルにより、多くの施設で売上が激減しています。前年同時期と比べて半減や三分の一にまで減った施設もあります。休業を余儀なくされた施設もあります。

終息時期の見通しが立たない中、この先、事業を継続していけるのか、不安に苛まれる経営者も多いでしょう。一方で、政府は中小企業の支援に向けた施策を打ち出しています。資金繰り支援措置の発動や雇用調整助成金の適用拡大などです。宿泊事業者としても、あらゆる手立てを尽くして経営を存続させ、雇用を守りたい。政府に対しては、今後も更に踏み込んだ政治判断を期待するばかりです。

激甚災害にも匹敵する今回の感染症拡大は、我々が過去に一度も経験したことがないものです。いまは日本国民が、いや世界の人類が一丸となって協力し、1日も早く終息に向かわせるしかありません。

ウィルス感染は拡大期を経た後、いつかは必ず終息します。ワクチンも間もなく開発されるでしょう。そうなれば来年の今頃は、新型コロナウィルスがさほど恐ろしい感染症ではなくなっているかもしれません。

しかし、私がこの先一番怖いと思うのは、感染が終息しても、インバウンドが回復するまでに相当な時間を要するのではないか、ということです。いまの日本観光はインバウンドへの依存度がかつてないほど高くなっています。もう後戻りできないくらいに、受入体制強化のベクトルが働いています。それゆえに、回復するまでの期間は相当な需給ギャップが生じます。そうなれば、インバンドを受け入れていない宿泊施設にまで、間接的に影響が及んできます。すでに価格競争も激しくなってきました。こうなると仁義なき戦い、生き残り競争に巻き込まれてしまうかもしれません。

私としては、宿泊施設は覚悟を決めて、いまいちど商品力を磨く時ではないかと思います。設備投資ができなくても、経費をかけられなくても、できることはあります。お客様のニーズに今一度耳を傾け、料理内容を見直す、独自のサービスに磨きをかける、新たな宣伝広告の手法を工夫するなど、知恵を絞りましょう。そして終息が見えたときに、国内のお客様をいち早く呼び戻すために、販売の計画と準備を抜かりなく行いましょう。失った損失を少しでも取り返すために、一丸となって取り組んでいきましょう。

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