久しぶりにアカデミックな午後

27 5月

先日、某銀行主催の会合で小樽商科大学の斎藤教授の講演を聴く機会があった。
テーマは「無形化する資本主義経済」
何ともアカデミックな内容で、理解するのに必死だったけど、聴講した結果、僕としては実に目からウロコな気づきをたくさん得ることができた素晴らしい講義であった。

『モノからコトへ。消費活動において物質的なものから非物質的なものへの重点移行が起きている。』

『戦略の重点は物質から無形的な知識に移っている。知識の創出とそれを駆使する人材育成、組織構築がこれからの競争優位の源泉となる。』

過去20年スパンでみても、例えば日米経済で起きた様々な出来事、乖離の実に多くが、この「無形化」というキーワードで説明できる。ストンと腑に落ちた。そしてこれから先の未来において、企業が真に投資すべき本質を見ることができた。いやホントに貴重な講演を聴くことができた。主催していただいた某銀行に深く感謝。