投資

19 4月

いよいよ足元の景気回復を実感するようになった。

少なくとも、当社がお手伝いする宿泊施設では、少なくともネット売上に限っては
軒並み業績が上向いている。
2020年に向けて、このまま突き進んでいくのだろう。めでたし、めでたし・・・。
はなくて、宿泊施設がこのチャンスをどう活かすか、ということについて考えなければ
ならないだろう。
売上が増えて、いままではなかった利益が手元に残るようになる。
ここ10年とか20年、そんなお金を持ったことがないから、「さて、これをどうしようか。」
となる。
大切に銀行に預金するか、繰上げ返済に回すのか、それとも攻めの投資に使うのか。
早くも、僕の見える範囲では、「ザワザワ」としてきている。
攻めの投資に向けて、水面下で行動を起している宿泊施設の経営者たちだ。
長らく改修できなかった、老朽化した部分に充てるのか。
それとも自分たちの強みをさらに磨きをかける部分に投下するのか。
どちらもできれば簡単だが、軍資金は限られている。悩ましいところだ。
このへんは、まさに経営センスによるものだろう。
いずれにせよ、投資をためらった時、競合する施設も同じなら幸いだが、
そうでなかった時、いつか商品力をぐんと高めてきたライバルを横目で見つつ、
自らの消極性をなげくだけでは済まなくなることを覚悟しておく必要がある。