ドブに捨てる広告費

11 6月

新聞、雑誌を広げれば、テレビのスイッチを入れれば、

今日も残念な広告のオンパレード。

広告を出しても、効果が上がらず、ただ費用だけがドブを流れていく風景・・・。

企業がそれに気付いていればまだマシ。

気付きもしないで、延々と広告を打ち続けるケースのなんと多いことか。

オイシイのは媒体各社と広告代理店だけ。

その昔、新聞でも雑誌でも、それなりの広告を出せば、モノが売れた。お客様が来た時代があった。

しかし、市場が変わり、顧客が変わり、メディアが変わった.

いま、昔と同じようにお金をかけても、簡単には効果が表れない。当たり前のことである。

それなのに、やっても無駄な広告をなぜこうも打ち続けるのか。

過去の成功イメージを引きずっている。それもある。

しかし、この問題の本質は、広告の効果測定にある。

 

例えば100万円の広告を打ったとき、その結果としていくらの売上を得たのか.

そんな当たり前の結果測定をやっていない企業が非常に多い。

確かに、測定には難しさもある。測定したい対象である広告そのものより、その周りに多種多様な複合与件があるので、分析には工夫が必要である。

また、測定の集計作業にも一定の労力を要する。しかし、これを広告を出すたび、毎回毎回やる必要は全くないのである。何回かに1回、あるいは数ヶ月にに1回とか、サンプリング的にデータをとるだけで、見えてくる本質は山ほどあるのである。