イノベーションのジレンマ

7 6月

かの有名な著書「イノベーションのジレンマ」をようやく読んだ。

分厚いビジネス書だが、中身も骨太な名著だった。
この本のテーマは、有名な大企業が、その優秀な経営者が陥りがちな
イノベーションの失敗についての原理原則を証明するという、ただひとつである。
そのひとつのこと=仮説を、膨大な調査と分析により検証し、証明している。
これでもか、これでもか、としつこいくらいに事例を紹介している。
まったくもって、しつこいんだよ、これが。学術書っていうのか、研究成果の論文というか、
「もうわかったから!」とうんざりしてもなお続ける。さらに続ける。
だから、途中からは読み飛ばして、原理原則だけを抽出するようにした。
いずれ、この本が高い評価を受ける理由がよくわかった。
僕の会社にとっても、今後の経営戦略上で非常に役立つ視座を与えてくれた。
ごちそうさまでした。