UVPとは

14 7月

マーケティング用語でUVPというのがある。Unique Value Proposision の略で、顧客へ提供する自社ならではの価値のことだ。企業というのは、つい自分中心に物事を考えてしまいがち。肝心な顧客へのプレゼンテーション、セールスプロモーションにおいても、このUVPが抜けているケースが多い。

プライムネットのUVPと言えば、「インターネットの活用により売上を大きく増加させる」こと。施設の社員、あるいは同業者がやる結果と比べも、はるかに大きな数字を作る自身がある。ちまたにあふれるインターネット関連サービスはどれをとっても、ほとんど成果がないのに比べても、圧倒的な実績を残すことができる。宿泊施設の経営者にとって、打つべき施策の中では最も費用対効果が高いものであると自信を持っている。

それでも、ゴールへのプロセスや実現ノウハウの中身、根拠といったものを見せなくては、なかなか納得してもらえない。そこにきて、インターネット宿泊予約の仕組みやウェブマーケティングの戦略の難しさがネックになる。反対に、ここをクローズアップしはじめると、いつのまにかUVPがかすんで見えずらくなってくる。ジレンマである。はやり、いかにプロセスの「見える化」を上手にやるか、ここにかかっているのだろう。

もっとも、宿泊施設の経営者が関心があるのは、実現する具体的な方法なんかより、自分にとって、どれだけメリットがあるビジネスなのか、なのだが。