オフライン

15 4月

プライムネット株式会社の日常をご紹介いたします。北海道札幌市の中心部に位置する本社オフィスは、現在、静けさに包まれています。全25名の社員うち、本日、出社しているのはわずか2名。他の2名は出張中、1名は休暇を取っており、残り20名はリモートワークを行っています。

在宅勤務の社員は、情報セキュリティを確保したVPN(仮想専用通信網)を経由して、9時に業務を開始します。これにより、本社のデータベースやインターネット上の業務用ソフトウェアにアクセスすることが可能です。基幹となるのはグループウェアと呼ばれる情報共有ツールです。顧客に関する情報や顧客から依頼された業務の管理、社内の様々な情報がやり取りされます。社員同士の報告連絡相談なども行われます。即時性が求められる場合にはチャットツールを使います。会議や面談、社外打ち合わせ、研修など、相当な数のZOOMミーティングが日々活発に行われます。

弊社もかつては全員がオフィスに出社して対面で業務を行っていました。新型コロナウィルスの流行をきっかけに、リモートワークが急速に普及しました。そしてコロナ収束後も元に戻ることはありませんでした。総務や経理の担当者には週に1~2回の出社を求めていますが、それ以外の部署については、社員の自由に任せています。その結果、通常は1日に2~3名程の出社にとどまっています。リモートワークが主流となったことで、札幌市以外に住む社員が増えてきました。現在は約10名が東北や首都圏、九州、沖縄などに居住しています。

業務面では、オンラインベースのコミュニケーションで問題なく運営できています。むしろ、対面よりも効率的な点もあるほどです。一方で、社員間の信頼関係やチームの一体感という心理的な絆を築くことが課題となっています。本社オフィスや出張先などで久しぶりに仲間の社員と対面すると、その重要性を改めて実感します。

そこで、社員が集まるイベントの開催を計画しています。このイベントは業務目的ではなく、コミュニケーションを深めるためのもので、ホテルや旅館での開催を予定してます。食事や様々なアクティビティを楽しみながら、対面での交流を促進できればと考えています。ホテルは伝統的に人々が集う場所としての役割を果たしてきましたが、今後はオンライン化が進む社会において、オフラインでの人間関係の構築におけるその役割がますます重要になるでしょう。

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